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峠の捨て犬救え!作家らが捕獲、飼い主探しへ(読売新聞)

 福岡佐賀県境にまたがる脊振山系の坂本峠(佐賀県吉野ヶ里町)付近は、捨て犬が多いことで知られている。

 捨てられた犬が保健所に捕獲され、殺処分されるケースが多いことに心を痛めた福岡市東区の作家、山本十夢(とむ)さん(60)らは、保健所と連携して犬を救うための捕獲作戦に乗り出した。

 山本さんと妻の道子さん(54)は昨年11月、動物の命の大切さを訴えるチャリティーコンサートを福岡市で開いた。コンサートに来た那珂川町の建築会社社長瀬口健一郎さん(61)から坂本峠の捨て犬の話を聞いた。

 瀬口さんは2年前、たまたま通りかかった坂本峠で人になれた犬に出会い、ほぼ毎日餌を与えに通うようになった。コンサートがあった当時、峠付近で捨て犬2匹が佐賀県鳥栖保健所に捕獲されたという話を聞いていたため、殺処分から救えないかと保健所に掛け合い、山本さんと1匹ずつ引き取った。

 瀬口さんは「自宅近くの精肉店が安く肉を提供してくれるので餌やりを続けているが、本来、捨て犬などあってはならないこと」と憤る。保健所との話の中で、同県みやき町の会社員執行(しぎょう)留美さん(44)も餌やりをしていることを知り、一緒に活動することになった。

 現在、峠付近には成犬5匹と子犬が数匹いることが確認されており、鳥栖保健所が15日から捕獲に乗り出した。捕獲できれば、山本さんらが犬を引き取って育ててくれる人を探す。

 山本さんは「無責任な飼い主のために犬や猫が命を奪われるのはおかしい。保健所から引き取ってすぐに死んだ犬をモチーフにした童話も書いたので、啓発に活用したい」と話している。

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